日記

ギリシアのデルフィ遺跡

デルフィは古代ギリシアの都市国家、ポリスでした。現在ここはデルフィの遺跡として、1987年 ユネスコの世界遺産「文化遺産」に登録されています。アテネから北西へ約170km行くと、古代ギリシア宗教の中心部として栄えたデルフィがあります。ここを訪れると、今でも、その神々しい聖域としての雰囲気をしみじみと感じます。古代ギリシアにあこがれてギリシアを訪れた人は、是非、このオリーブ畑の広がる聖地に足を踏み入れてみてはどうでしょう。デルフィの遺跡は、アポロン神殿を中心とする神域と、都市遺...

世界文化遺産「古都京都の文化財」

1993年に法隆寺と法起寺をはじめとする「法隆寺地域の仏教建造物」がユネスコの世界文化遺産に登録されたのに引き続き、その翌年には、修学旅行でもお馴染みの金閣寺、銀閣寺をはじめとする「古都京都の文化財」が同じく、世界文化遺産に登録されました。さらにこの後、1998年には、大仏で有名な東大寺、正倉院をはじめとする「古都奈良の文化財」も文化遺産に登録され、日本の世界遺産ブームに火がついたのです。「古都京都」とは、京都府京都市・宇治市、および滋賀県大津市一帯です。文化遺産登録の基準2...

新たな危機遺産への記載

ユネスコの世界遺産は、登録された後も6年ごとにその保全状況を報告し、再審査を受ける必要があります。例えば、ドイツのドレスデン・エルベ渓谷は城と歴史ある村落で有名ですが、交通渋滞の解消のために橋の建設が計画された際、橋の建設によって景観の広がりが分断されてしまうとして、世界遺産委員会は、「危機遺産への登録」をしました。さらに、世界遺産リストそのものからの除去の可能性も警告しました。橋の入札が停止されたことで、登録抹消されることはなくなりましたが、現在も危機遺産リストに挙げられて...

危機遺産リストへの登録の意義

「顕著で普遍的な価値」を世界遺産委員会によって認定されると、世界遺産リストに登録されます。しかし、世界遺産に登録されたもののその「顕著で普遍的な価値」の保持が危ぶまれると、「危機にさらされている遺産(危機遺産)」のリストに記載されることになります。危機遺産リストに登録されると、世界遺産基金からの資金支援や国際的な支援を受けることが可能となります。政情不安や財政難に苦しむ国家にとって、危機遺産リストへの登録は大きな意味を持ちます。また、危機遺産リストに登録されたことで、近隣の開...

中国の世界遺産の数は世界No.3

中国の世界遺産の数は、現在35件で、イタリアの40件、スペインの38件に続き世界第3位です。2006年の安陽の殷墟が指定され、ドイツを抜きました。アジアの中でもずば抜けて多くの世界遺産を持っています。2番目のインドが26件(2006年)ですから、かなりの大差をつけています。日本が14件、大韓民国が7件と続きます。歴史の教科書でもお馴染みの万里の長城や秦の始皇帝陵、さらに四川パンダ保護区などもあります。例えば、龍門石窟(下記リスト26.)は、河南省の古都・洛陽にあり、蜂の巣状に...

ウルル(エアーズロック):アボリジニの聖地

オーストラリアのほぼ中央にあり、一般に「エアーズロック」と呼ばれている、ウルル。「大地のヘソ」「地球のヘソ」と呼ばれることもあります。ノーザンテリトリー、ウルル=カタ・ジュタ国立公園の園内に存在します。ウルルというのは、オーストラリアの原住民「アボリジニ」による呼称です。アボリジニはウルルの周辺に今から1万年以上前から住んでいるのです。ウルルはアボリジニの聖地なのです。エアーズロックの名の通り、ウルルは一枚岩です。山ではないのです。岩とはいえ、比高335m(標高868m)、周...

合掌造り集落、白川郷・五箇山

白川郷・五箇山の合掌造り集落は、岐阜県の白川郷と富山県の五箇山にわたる飛鳥地方(飛鳥は奈良だけではないのですね)に位置し、1995年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。文化遺産の登録基準、4と6を満たしており、世界遺産に登録されたのです。基準4:人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または景観の顕著な例。 基準6:特に、回復困難な変化の影響下で損傷されやすい状況にある場合における、ある文化(または、複数の文化)を代表する伝統的...

最も新しい世界遺産:石見銀山遺跡

日本で最も最近、承認された世界遺産は石見銀山遺跡です。「石見銀山遺跡とその文化的景観」は、2007年第31回のユネスコ世界遺産会議で世界文化遺産に登録されました。文化遺産の登録基準である、基準2、基準3、基準5を満たすことが認められたのです。石見銀山遺跡は世界遺産への認定を一度、逃しています。それだけに地元にとってはうれしい受賞であったことでしょう。さて、登録の判定の元となった基準2、基準3、基準5とは、次の通りです。基準2:ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築...

世界遺産の火付け役は「古都奈良の文化財」

日本における世界遺産の火付け役は「古都奈良の文化財」でした。1993年に法隆寺と法起寺をはじめとする「法隆寺地域の仏教建造物」がユネスコ世界文化遺産に登録されました。その翌年の1994年には、金閣寺、銀閣寺をはじめとする「古都京都の文化財」が世界文化遺産に登録されました。さらにこの後も古都の文化財の世界遺産への登録は続き、1998年には、大仏で有名な東大寺、正倉院をはじめとする「古都奈良の文化財」も登録され、日本の世界遺産ブームに火をつけました。法隆寺と法起寺をはじめとする「...

何を満たせば世界自然遺産になれるのか

世界自然遺産に登録されるためには、まず「顕著で普遍的な価値」をもつことが求められます。さらに、次の世界遺産登録基準を少なくとも1つは満たしていなければなりません。●世界自然遺産の登録基準(1~6は文化遺産の基準と同じ)1.人類の創造的才能を表現する傑作2.ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの3.現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀...